美容看護師と病棟看護師【比較】好条件転職はどっちがおすすめ?

次の転職に美容看護師もいいな~。と思うけど。

  • 病棟看護師と美容看護師ってどう違うのかな?
  • 美容看護師になるとすべての悩みから解放!ってイメージだけど・・・
  • 人間関係やお給料プライベートとかどうかな?

華やかでキレイなイメージの美容看護師。

美容看護師に転職すれば「辛かった看護とはお別れできて毎日仕事が楽しい!」

私も仕事もプライベートも充実した看護師ライフをおくりたい!

イメージしがちな美容看護師ですが、実際働いてみると華やかな部分だけではなく厳しい一面もありました。

美容看護師、病棟看護師と両方働いた私だからこそ、

美容看護師に向いている人、病棟看護師に向いている人がありました。

今回は美容看護師と病棟看護師について

  • 病棟看護師から美容看護師に転職した理由
  • 美容看護師を辞めて病棟看護師に戻った理由
  • 【6項目で比較】病棟看護師と美容看護師
  • 美と仕事を充実させたい⇒美容看護師
  • プライベートを充実させたい⇒病棟看護師

という内容で解説していきます。

この記事を書いているのは

元美容看護師のSatomi(@satomins3)です。
華やかで狭き門である美容看護師に転職して楽しく仕事ができると思っていましたが、

実際は辛いこと、しんどかったこと、私自身には向いていない部分もあり

今は、リハビリ病棟で看護師として働いています。

美容看護師になって美容の知識をたくさん吸収でき楽しくやりがいを感じたこともありました

美容看護師になれば誰でも楽しく仕事ができるだけではなく

私自身の経験談から厳しい一面も知ることで「美容看護師への転職」について今一度考えてもらえたらと思います!

美容看護師になる前に失敗したくないと考えているかた参考にしてみてくださいね!

目次

病棟看護師から美容看護師に転職した理由

私自身の経験ですが『美容看護師になりたい』と転職を考えた時期は

  • 急性期病院の7年目(中堅Ns)
  • 前残業、後残業が多い(40~60時間)
  • 委員会活動
  • 夜勤が月6~7回
  • 新人、学生指導
  • 給料が手取り24万程度(年収400万弱)

給料も少なく、残業も多くプライベートな時間が全くなし。

休日は仕事の疲れを癒やすように1日中寝て過ごすということもよくありました。

こんな状況だったため

『華やかなイメージ』の美容看護師に転職したくて就活し転職しました!

美容看護師を辞めて病棟看護師に戻った理由

美容看護師として働いて見た結果、

私の思い描いていた働き方とは違い病棟看護師に再び戻ることになったのですが理由は

  • 終業時間が遅く習い事に間に合わない
  • ボーナスが少なく年収が下がった
  • アットホームな職場であり人間関係が合わなかった
  • 休日の希望がとりにくい

私は仕事終わりにジムやピアノを習っていたこと、

旅行が趣味だったため連休が取りにくくライフスタイルに合わなかったこと

人間関係も私には合わなかったことから

慢性期であるリハビリ病棟の看護師に戻ることになりました。

このような経験をしてきた私だからこそ、

病棟看護師と美容看護師を客観できるのでぜひ参考にしてみてくださいね!

【比較】美容看護師と病棟看護師

  病棟看護師 美容看護師
働く時間 8時30分~17時 10時~19時
給料 月給*24万
年収*450万
月給*30万
年収*400万
残業時間 0~40時間/月 0~5時間/月
看護師の人数 20~25人 5~7人
年間休日 110~120日 100~110日

こんな感じなのですが、働いてみると実際どうなの?

と、思うところが実際だと思います。

働いて気になる部分としては、

  • お給料
  • 人間関係
  • 仕事終わりのプライベート
  • 休日のプライベート
  • 残業時間
  • 仕事へのやりがい

という感じで、比較していきます!

今回、比較する病棟としては

「慢性期病棟(療養、リハビリ)」と美容看護師という形で比較していきます!

ぜひ、参考にしてみてくださいね 。

お給料

お給料に関して満足できたのは『病棟看護師』

私自身働いていた美容業界が美容皮膚科だったのでお給料は低めでした。

月給は手取り30万くらいでしたが、ボーナスが年間で40万ほど。

  • 年間休日の減少
  • 人間関係
  • 残業時間
  • 年収

これらを含めて、病棟看護師をしてた時と比較すると

『病棟看護師』をしている時の方が時給も高くお給料も満足できたかな?

と、美容看護師になってわかったことでした。

もちろん、美容外科になるとお給料も上がるので私の体験がすべてではないですが、

『美容看護師』=高級月給と思って転職してしまうのはNGです!

人間関係

人間関係は断然『病棟看護師』です!

美容クリニックの特徴としては

  • 少人数のためアットホーム
  • 職場の雰囲気に合わなければずっと合わない
  • 独特のルールがある

と、職場の空気に合わなければ居心地が悪い環境です。

病棟だと居心地が悪くてもスタッフ全員から相手にされないということは少ないですが

クリニックは何年も働いているスタッフから嫌われたら完全に合わない。

美容看護師でも看護師スタッフが15人以上いるような大手だと

アットホームさは少なくなります。

美容クリニックは大手が少ないので、面接時は自分の空気に合うか

ってところも重視しておくのがおすすめです!

仕事終わりのプライベート

こちらに関しては、どちらも変わらない。

というよりも、人によるというところが大きいと思います。

  • 19時以降の習い事
  • 友人との飲み会の予定
  • 子どもの送り迎え

という感じで時間が決っているものだと「病棟看護師」がおすすめ

  • 仕事終わりのジム
  • 20時以降の習い事
  • 友人との飲み会の予定

美容クリニックは早くて19時終わりですし、都心部だと20時ということもあり

美容看護師は残業がほぼなしなので20時以降の予定であれば「美容看護師」もおすすめです。

ちなみに私は朝方のタイプなので、

遅く仕事が終わるクリニックは苦手でした。

これも働いて、わかった実際でした。

休日のプライベート

年間休日の多い『病棟看護師』の方が充実しています。

決められた休日ですら10日間ほどの差があり

さらに「年休」となると病棟の方が大分充実しています。

休日出勤の多い職場となると話は別なのですが、

慢性期病棟は休日出勤はほぼなく、休日をゆっくり休める環境になっています。

美容業界でも年間休日120日のところは探せばありますが、

ホワイトな企業なうえ、転職の倍率もかなり高く狭き門です。

内定をいただいたら必ず入職したい職場No1です!

残業時間

残業に関しては、美容看護師の圧勝。

私自身、慢性期病棟(回復リハビリ病棟)で仕事をしているので

緊急入院はないですが、月に2~5時間未満の残業はあります。

残業内容としては

  • 患者の急変対応
  • 委員会活動の仕事

残業が0時間の時もありますが、残る月で多くて5時間程はある形です。

美容でお仕事をしていたときは0時間に等しく残った月はなかったです。

残業時間の許容範囲は人によりますが、

慢性期病棟は比較的残業が少なくゆっくりと働けます。

その分看護の内容は日常生活援助中心になっていますよ。

仕事のやりがい

こちらに関しても、人による違いが大きいです。

美容看護師 病棟看護師
  • コンプレックスへの介入
  • 接客、接遇スキル(有名ホテルの接客)
  • クリニックの掃除
  • 看護計画にあった看護
  • 委員会活動

美容看護師は自由診療なため、

病棟看護師以上の接遇のスキルが重要になります。

また、1回1回のお客様への対応次第で満足度が大きく違いやりがいにも繋がりました。

美容看護師は最先端の治療のため、

病棟よりも学習量は多く病棟よりも仕事の勉強はしていたと思います。

私自身、仕事は新しいことを学べる美容看護師はとても楽しかったですが、

接客スキルにつまずくことが多く、接遇面では病棟の方が向いていました。

美容看護師は美容好きも大切ですが、

続けるためには「接遇スキル」が高くなければ難しいです。

接客時間が長くなる美容皮膚科では、

お客様とのコミュニケーション力も重要ですし売り上げを

重要視するので施術中にプランの紹介もしなければいけません。

【6項目で比較】病棟看護師の方が好条件の転職先を見つけやすい

  美容看護師 病棟看護師
お給料
人間関係
仕事終わりの
プライベート
休日の
プライベート
×
残業時間
仕事のやりがい

比較した結果、『病棟看護師』の方が好条件が多いです。

もちろん、美容が本当にやりたいという方は

病棟看護師と比べるということはあまりおすすめできませんが・・・。

  • 残業多いから
  • 給料の高い美容がいいな
  • 夜勤やめたいな

と、いう理由から『美容看護師』ってキラキラしてて仕事がラクになりそう!

って思って転職を決めている方はもう一度、考え直してみてもいいかも。

自分が知らないだけで、働きやすいゆっくりとした病院はたくさんありますよ!

【美容看護師がおすすめ】美と仕事を充実

今回の比較では敗者になった美容看護師ですが、

美容看護師になりたいと強く思っている方はかなりおすすめで転職です。

というのも、美容看護師になりたいと強く思っている方は

  • 転職に好条件さを考えない
  • 美容医療を広げていきたい

という感じで、美容が好きで仕事にしたいと強く願っているから。

私自身、美容看護師に転職したいと決めた時は

美容看護師の転職情報しか集めていませんでしたし、美容業界に入ることが最優先でした。

美容が好きで仕事にしたい方は『美容看護師』はかなりおすすめです!

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【病棟看護師がおすすめ】好条件×プライベート重視

今回、勝者となったのは『病棟看護師』です。

なんといってもその魅力は

  • 転職先が数多くある
  • 休日、プライベートが充実しやすい

美容看護師は都市に集中しがちですが、病院はどこにでもあるため

転職の難易度は低く、好条件の職場を見つけやすいのが特徴です。

仕事内容よりも出来るだけ好条件で転職したいと考えている方は

美容看護師と比較するよりも病棟看護師に絞って転職する方が

面接の難易度や入ってからの仕事への姿勢も全く違うので

「華やかでキラキラ看護師」になれるのイメージだけで美容看護師を考えているなら

病棟看護師を選ぶ方がおすすめですよ!

まとめ*好条件×プライベート重視で選ぶなら病棟看護師!

今回は、美容看護師と病棟看護師を比較していきました。

6項目で比較した結果、『病棟看護師』がおすすめです。

その理由は

  • 転職の難易度
  • 給料や人間関係
  • 休日のプライベート

条件だけで転職するなら、病棟看護師の方がかなりおすすめ。

美容看護師は病棟での看護とは大きく違うため、

  • 美容が本当にやりたい(やってみたい)
  • おもてなしの接客業をしたい
  • とにかく美容業界へ入りたい

と好条件な職場を探して転職を決める方にはおすすめできないです。

美容看護師と病棟看護師の両方転職した私だから言えることは

『自分の人生で何を大切にしてそれが実現できる職場』を見つけることが大切です。

ちなみに私の大切にしていることは

  • 趣味のピアノに充分な時間が獲得出来ること
  • 長期連休で旅行にいけること

上記は譲れなかったので、

美容看護師よりも病棟看護師の方が向いていました。

ぜひ、あなたの転職をかんがえるきっかけになればと思います!

参考にしてみてくださいね

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